日本銀行は25日、2013年9月の企業向けサービス価格指数(速報、2005年平均=100)を発表した。それによると、広告や運輸など企業間で取引する価格水準を示す企業向けサービス価格指数は前年同月比0.7%上昇の96.2となり、5カ月連続で前年を上回った。また、前月比では横ばいとなった。
為替相場や海外景気の影響を受けにくい総平均(国際運輸を除く)は前年同月比0.1%上昇の95.7となり、2カ月連続のプラス。また、前月比では横ばいとなった。
業種別に見ると、運輸は前年同月比3.0%の上昇となり、このうち、外航貨物輸送は同19.0%増、貨物用船料は同11.8%増となった。リース・レンタルは同1.4%の上昇で、このうち、リースは同0.8%増加した。諸サービスは同0.4%の上昇で、このうち、土木建築サービスは同0.8%減、宿泊サービスは同4.9%増、廃棄物処理は同1.3%増となった。
一方、不動産は前年同月比0.4%の下落となり、このうち、事務所賃貸は同1.2%減少した。広告は同0.1%下落し、このうち、テレビ広告や新聞広告などの4媒体広告は同0.7%減となった。