政府が、ユネスコ世界遺産に「和食」の登録を申請していることを知っていましたか

「辻調理師専門学校」などを展開する辻調グループは、全国の20~60代の男女を対象に、「和食」に関するアンケートを実施した。調査は10月9日~11日にかけて行い、472名から有効回答を得た。

82%の人が「世界遺産になるとうれしい」

まず、「政府が、ユネスコ世界遺産に「和食」の登録を申請していることを知っていましたか」と尋ねたところ、36.2%が「知っている」と回答。63.8%は「知らなかった」と回答した。

続いて、「和食」が世界遺産になることに対しどのように思うか聞くと、「非常にうれしい」と44.8%が回答。「どちらかというとうれしい」(37.6%)を合わせると、8割近くが和食の世界遺産登録を好意的に見ていることが分かった。一方、「興味がない」「全く興味がない」は、17.6%にとどまっている。

「和食」が世界遺産になることに対しどのように思うか

77%の人が「和食には季節の食材が重要」

次に、「和食」を構成する要素として重要だと思うものについて聞いた。1位は「季節の食材」(76.6%)、2位は「盛り付けの美しさ」(68.2%)、3位は「季節感の表現」(59.6%)だった。そのほか、食材や調理の技術力、調理方法、出汁(だし)、歴史や伝統について挙げる人も多かった。

「和食」を構成する要素として、重要だと思うもの

「和食」は外国人に理解されていると思うか尋ねたところ、22.2%は「理解されていると思う」と回答。「どちらかというと理解されていると思う」(53.8%)を合わせると、76.0%は理解していると考えていることが分かった。