名刺管理サービスを行うSansanは、営業担当者を対象に「スマートフォン活用と名刺に関する実態調査」を実施した。調査は9月30日から10月11日にかけて行われ、1,009名から有効回答を得た。
名刺交換をする人ほど、会社への貢献度も高い!?
まずはじめに、「あなたは勤め先の会社に対し、どの程度(売り上げなどの成果で)貢献していると感じていますか?」および「1カ月で何枚程度名刺交換をしますか?」という質問をした。すると、「貢献していない」と回答した人の約7割が月に一度も名刺を交換しないか、10枚未満しか名刺交換をしていないことがわかった。
しかし、「貢献している」と回答した営業担当者の7.2%は、月に50枚以上名刺交換をしていると回答。「貢献していない」と回答した人と比較すると、割合にして倍以上が月に50枚以上名刺交換していることがわかった。100枚以上と回答する割合も多く、成果をあげていると実感している営業担当者ほどたくさん名刺交換をしているようだ。
スマホ活用派は名刺交換の枚数も多い
次に、スマホを仕事で活用している営業担当者と、活用していない営業担当者の回答を比較した。すると、スマホを活用している営業担当者の方が「会社の売上げに貢献している」と感じている割合が6.6%高く、仕事における成果への意識が高いことがわかった。
さらに10枚以上名刺交換をする割合を比較をすると、スマホを仕事で活用している営業担当者は47.4%に対して、活用していない営業担当者は37.7%。スマホを仕事で活用している営業担当者は、活用していない人より1割程度多く名刺交換をする傾向がある。
スマホを使ってすること1位は「目的地への行き方を検索」
営業担当者が仕事にスマートフォンを使ってみて良かったことについて聞くと、最も多い回答は「目的地への行き方を調べる」(65.0%)だった。2位が「外出先でのメールチェック」(48.3%)、3位が「ウェブサイトなどで訪問先の会社情報をチェック」(36.1%)となっている。
「会社の売上げに貢献している」と回答した人は、外出先で資料をチェックすることが多く、営業資料をオンラインストレージに入れて外出先で利用したり、名刺管理ツールを使って外出先で名刺を検索したりと、地図やメールチェック、検索以外の機能も活用していることが明らかとなった。