米Microsoftが24日(現地時間)に発表した同社2014年度第1四半期(7月-9月)決算は、売上・利益ともにアナリストの平均予想を上回った。企業向けおよびクラウド製品が堅調な伸びを維持し、コスト削減策の成果が利益を押し上げた。

9月期の売上高は185億3000万ドル(前年同期比16%増)、純利益は52億4000万ドル(同17%増)で1株あたり利益は0.62ドル。これにはWindows 8.1のプリセールの繰延が反映されており、非GAAPベースの売上高は186億4000万ドルだ。

PCのコンシューマ需要が低迷する中、デバイス&コンシューマ部門は売上が74億6000万ドルで前年同期比4%増だった。コンシューマ向けのライセンス事業が売上高43億4000万ドルで同7%減だったが、コンシューマ向けハードウエアが14億9000万ドルで同37%増だった。Surfaceは売上高4億ドルで、販売台数が前期の2倍以上だったという。Microsoftは10月22日にSurface 2とSurface Pro 2の販売を開始、11月22日にはXbox Oneを投入する。またデバイス&コンシューマ部門では、検索広告の売上高が47%の伸びだった。

企業向けコマーシャル部門の売上高は112億ドルで前年同期比10%増。業務向けクラウド事業の売り上げが103%増、SQL Server Premiumの売上高が30%を超える伸びを記録した。Lync、SharePoint、Exchangeも二桁の伸びだった。