市松人形「啐啄(sottaku)の会」は24日~30日、 東京都・浅草橋吉德本店にて、第2回 にんぎょう うらら「伝統継承のかたち」展を開催している。
7人の作家が「姉妹人形 うらら」の競作を披露
江戸時代から連綿と引き継がれた材質と技術にこだわり、昔ながらの製法から生まれる市松人形には、「作者の生き様が表れる」と同社。
同展では、今日の市松人形界を代表する人形師たちの作品を展示。手技を惜しむことなく作り上げた市松人形約200体が出品される。また開催を記念し、7人の人形師たちが同じ桐塑生地を使い、「姉妹人形 うらら」と名付けられたそれぞれの個性が楽しめる市松人形を披露する。
さらに、初の試みとして市松人形によるお雛様を製作し、大人の女性も楽しめる雛祭りを提案する「大人のひな祭り」コーナーも展開。そのほか、市松人形用の古裂や衣裳、縮緬細工など小物の展示、および関連書籍を展示販売するおなじみの「賑わい市」も開催する。
また、愛好家の声に応え、会場内では匠たちの市松人形製作実演、人形修理・修復を受け付ける「市松人形チェック」なども開設する。
開催日時は、10月24日~30日 10時~17時。会場は、吉德 浅草橋本店 仮店舗4階(東京都台東区柳橋1-4-4ツイントラスビル/現本社ビル正面向かい側)。入場無料。その他、詳細は同店Webサイトを参照のこと。