kmタクシーを展開する国際自動車はこのほど、NPO法人「高齢者・障がい者の旅をサポートする会」と業務提携し、共同で高齢者と障がい者の外出や旅をサポートするサービス「旅サポタクシー」を開始すると発表した。
国際自動車は今年1月、新たなモットーとして、「ホスピタリティ・ドライビングkm ~お客さまの笑顔を私たちの喜びとして」を発表した。困っている人の役に立つことこそがタクシーの役割であるとの考え方から、高齢者・障がい者が外出や旅を望んでも二の足を踏んでしまう実情を踏まえ、同サービスを開始した。
このサービスは観光庁が推進するユニバーサルツーリズムの考えにもとづき、NPO法人「高齢者・障がい者の旅をサポートする会」と連携して、高齢者・障がい者の外出や旅行の移動にkmタクシーを利用してもらうもの。運行時は専門知識を有したボランティアの旅サポーターが同乗し、介助を行う。利用可能エリアは東京23区・武蔵野市・三鷹市を発着地として、都内の観光地など、行きたい場所を自由にカスタマイズできる。「地方から東京に行き、観光や買い物がしたい」「東京に住んでいるけど東京の観光地に行ったことがない」という高齢者・障がい者も利用できる。
利用料金は旅サポーター料金とタクシー料金の合算となる。旅サポーターの料金は通常のヘルパーよりも低価格で、タクシー料金もメーター料金ではなく貸切料金で運行するため、格安で利用できるとのこと。