ドゥカティジャパンはこのほど、最新のリミテッドモデルであり、夢のモーターサイクルともいえる特別なモデル「1199 スーパーレッジェーラ」を発表した。200PSのパワーと155kgの車重により、モーターサイクル史上最高のパワーウエイトレシオを実現している。

「1199 スーパーレッジェーラ」

同モデルは1,199ccのスーパークアドロエンジンが搭載されている。従来からコンロッドとインレットバルブにチタニウムが使用されていたが、エグゾーストバルブにもチタニウムバルブが採用された。ドゥカティの市販車では初となる2本リング仕様のピストンも採用されている。他にも燃焼室形状の見直しなどにより、最高出力は200PSを超えた。このエンジンはイタリア・ボローニャのボルゴパニガーレ・ファクトリーにて、1台1台ていねいに組み立てられたという。

エンジン以上にインパクトを持つ155kg(乾燥重量)という車重については、マグネシウム製モノコックフレームとマルケジーニ製鍛造マグネシウム製ホイールの採用で達成された。カーボンファイバー製のリア・サブフレームとボディワーク、ステンレス製のヘッダー以外がすべてチタニウム製のフル・エグゾーストシステム、リチウムイオンバッテリーなど、あらゆるパーツが極限まで軽量化されている。

同モデルにはサーキット専用のレースキットが用意されており、これを組み込むとさらに5PSのパワーアップと2.5kgの軽量化が達成されるという。同モデルは500台限定だが、デスモセディチRRまたはスーパーバイクRバージョンのオーナー向けに提供されており、すでに75%が販売済みとのこと。