現在開催中の第26回東京国際映画祭に特別招待作品として選出されている『武士の献立』のジャパンプレミアが23日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われ、主演を務めた上戸彩、高良健吾、朝原雄三監督が出席した。

映画『武士の献立』のジャパンプレミアに出席した上戸彩

本作は、江戸時代を舞台に、加賀藩の由緒ある包丁侍の家に嫁いだ料理上手の娘・春(上戸彩)が、剣の腕は立つのに包丁裁きはさっぱりの夫・安信(高良健吾)とぶつかり合いながらも次第に心を通わせながら夫婦愛と家族の絆を深めていく。

2005年公開の『あずみ2 Death or Love』以来、8年ぶりに映画で主演を務める上戸は「映画ってすごく大きな仕事だと感じていたので、中々足を踏み出せませんでした」と話し、「台本を読みましたが、私は食べることが好きなのでのめりこみましたね。男性が引っ張る映画でもなかったので、そういうところに惹かれました。心の底からやりたいな~思いました」と明かした。「時代劇のルールだったり作法とかを監督さんが壊してくれました。出来上がりを見た時、コミカルですごいな~と思いました」と朝原監督の手腕を絶賛した。

上戸の相手役である高良健吾は、本作が初の時代劇。「相手を思う気持ちとかは昔も今も変わらないですね。この時代だから男女の線が濃かったので、その部分は意識しました。時代劇だけど現代劇っぽいところを出してやりました」と撮影を振り返っていた。映画『武士の献立』は、12月14日より全国公開。