「東京ドラマアウォード2013」が22日、東京プリンスホテルで開催され、昨年10月クールにテレビ東京系で放送されたドラマ『孤独のグルメSeason2』が、作品賞・連続ドラマ部門の優秀賞を受賞した。

ドラマ『孤独のグルメSeason2』

今年で6回目を迎えた「東京ドラマアウォード2013」は、作品の質の高さだけではなく、市場性と商業性にスポットをあて、「世界に見せたい日本のドラマ」というコンセプトのもと、海外に売れる可能性が高い優秀なテレビドラマが表彰される。『孤独のグルメ』は、原作・久住昌之、作画・谷口ジローによる同名漫画を原作に、個人で輸入雑貨商を営む男・井之頭五郎(松重豊)がふと立ち寄った店での食事シーンと心理描写を、ドキュメンタリーのように描くドラマ。第1弾が昨年1月に放送され、今年7月からは第3弾となる『孤独のグルメSeason3』が放送された。

番組プロデューサーの川村庄子氏は、「そうそうたる連続ドラマの中でこのような素晴らしい賞を頂けたのは、ひとえに深夜にチャンネルを合わせてくださり、またネット等でも番組を盛り上げ愛してくださったたくさんの視聴者の皆さまのおかげに他なりません」とコメント。「主演の松重豊さん、原作の久住さんそして番組をこよなく愛するスタッフの番組に対する熱意はどんなドラマにも負けず、その熱意が画面から皆さまに伝わったのであればとてもうれしいです」と感謝の言葉を伝えた。

そのほか、作品賞・グランプリを能年玲奈主演のNHK連続テレビ小説『あまちゃん』が受賞。作品賞・優秀賞の連続ドラマ部門では、『孤独のグルメ』のほか、『泣くな、はらちゃん』(日本テレビ系)、『ドクターX ~外科医・大門未知子』(テレビ朝日系)、『とんび』(TBS系)、『ガリレオ』(フジテレビ系)、単発ドラマ部門では『ダブルフェイス~潜入捜査編・偽装警察編~』(TBS・WOWOW)がグランプリ、『ラジオ』(NHK・テレビマンユニオン)、『金田一少年の事件簿 香港九龍財宝殺人事件』(日本テレビ系)、『最後から二番目の恋 2012秋』(フジテレビ系)が優秀賞を受賞した。