アクサ生命保険(以下アクサ生命)は21日、スプリングボードコンサルティング社が主催する「2013年アジア太平洋ディサビリティーマターズアワード」において従業員部門賞を受賞したと発表した。
スプリングボードコンサルティング社は、障害者の雇用推進、就労支援を国際的に展開するコンサルティング会社。障害者の雇用、障害のある消費者へのサービスなどに取り組み、実績を挙げている企業・団体を、2007年より表彰しているという。同アワードは、米国、ヨーロッパ、アジア太平洋の地域ごとに実施されており、このたびアクサ生命は、アジア太平洋地域において、保険会社としては、初めての受賞企業となったという。なお、アクサ生命のほか、今年はドイツ銀行グループ(インド法人)、ゴールドマンサックス(インド法人)、ファーストリテイリングが同賞を受賞しているという。
アクサ生命は、2009年以来、障害者雇用にとどまらず、社員一人ひとりが能力を発揮することができる「ダイバーシティ&インクルージョン」への取り組みを全社的に推進してきたとしている。現在、同社では本社25部署、46営業拠点(2013年10月現在)に、聴覚、視覚、身体、精神、発達障害など、様々な障害のある社員が在籍していて、それぞれの社員がその強みを発揮し、働いているという。このたびの受賞は、中でも同社の聴覚障害者の雇用と活躍の場を提供する幅広い施策が評価されたものだという。
受賞に際し、9月19日にインドのバンガロールで授賞式が開催され、受賞企業の代表が各社の取り組みを発表。アクサ生命からはカルチャー&ダイバーシティ推進室の小山恵美子氏が参加し、多様性(ダイバーシティ)に富んだ社員に公平な機会を提供することが、同社のビジネスにとって差別化の原動力となるという「ダイバーシティ&インクルージョン」の基本理念の下、様々な部門で活躍し能力を発揮している障害者の様子を伝えたとしている。