横浜銀行は21日、アイネットに環境省の「環境配慮型設備投資緊急支援利子補給金交付事業」を利用した「〈はまぎん〉環境格付融資制度」の融資を実行したと発表した。

「〈はまぎん〉環境格付融資制度」は、企業の人たちの環境に配慮した取り組みを同行独自のモデルで評価したうえで、評価結果に応じて5段階の「環境格付」を決定し、所定の金利の差し引きを適用する融資制度。

このたび、アイネットの二酸化炭素排出量削減効果の高い設備投資計画が、「環境配慮型設備投資緊急支援利子補給金交付事業」の対象事業として認められ、同制度の第1号案件として、融資の実行に至ったという。

〈はまぎん〉環境格付融資制度の取り組み概要

  • 企業名:株式会社アイネット

  • 所在地:横浜市西区みなとみらい3丁目3番1号 三菱重工横浜ビル23階

  • 代表者:代表取締役社長 梶本繁昌

  • 事業内容:情報サービス業

  • 資金使途:データセンター建設資金

環境への主な取り組み

  • 天井に梁のない構造を採用し、建物内の気流制御や空調室外機への自然エアフロー 導入等により空調効率を向上

  • クラウドを活用したサーバ統合により消費電力と発熱を大幅に削減

同行は、環境省の「環境配慮型設備投資緊急支援利子補給金交付事業」の取扱金融機関に認定されており、「〈はまぎん〉環境格付融資制度」を利用する企業が、二酸化炭素排出量等の削減を誓約した場合に、年1.00%を上限に国から利子補給を受けることができるという。

同行は、引き続き、環境に配慮した経営をおこなう企業を金融面でサポートしていくとしている。