ゆうちょ銀行は21日、JICA(国際協力機構)から「JICA国際協力感謝賞」を受賞したと発表した。

「JICA国際協力感謝賞」とは、JICAが行う国際協力事業に貢献、または長年にわたって協力し、特に功績があったと認められる個人・団体に贈られるもの。このたび、ゆうちょ銀行は、『ゆうちょボランティア貯金』や『ゆうちょアイデア貯金箱コンクール』を通じた取り組みが評価され、受賞することができたという。

これもひとえに、『ゆうちょボランティア貯金』に加入している顧客や、『ゆうちょアイデア貯金箱コンクール』に応募した全国の小学生・学校関係者の支援があってのことであり、心より感謝しているとしている。

「ゆうちょボランティア貯金」とは、加入した顧客の通常貯金・通常貯蓄貯金の利子の一部を寄付金として預かり、「世界の人びとのためのJICA基金」を通じて、NPO・NGOが開発途上国・地域で実施する生活向上や環境保全活動に活用するサービス。2008年10月に取り扱いを開始し、2013年9月末時点で累計約60万件以上の加入があるという。

「ゆうちょアイデア貯金箱コンクール」とは、全国の小学生が対象の「貯金箱」を題材にしたコンクール。同コンクールでは、応募された貯金箱1作品につき10円をゆうちょ銀行がJICA及び日本ユニセフ協会に寄附し、開発途上国で貧困や病気に苦しむ子どもたちのより良い生活のために役立てることとしており、毎年約80万人もの小学生が参加しているという。

ゆうちょ銀行ではCSR(企業の社会的責任)を経営上の最重要課題のひとつとして位置づけ、今後とも「最も身近で信頼される銀行」を目指して取り組んでいくとしている。