日本損害保険協会は21日、会員会社の環境への取組み状況を把握し、さらなる推進を図るため、毎年「環境問題に関するアンケート調査」を実施しており、2012年度実績を取りまとめたと発表した。
損保業界では地球温暖化対策として、2008~2012年度の年平均の損害保険会社本社(以下本社)の年間電力使用量について、2000年度比18%削減を目標に取り組んできたという。このたび、目標値を上回る27%の削減となり、目標を達成したという。
2013年度からは「2020年度の床面積あたりの電力使用量を、2009年度から毎年、年平均1%ずつ削減していき、2009年度比で10.5%削減する」ことを業界の数値目標に設定していて、損保業界を挙げて、引き続き、地球温暖化対策に努めていくとしている。
本社ビルにおける年間電力使用量
- 2012年度の本社ビルの年間電力使用量は2000年度に比べ35%削減。2008~2012年度の年平均値は27%削減。損保業界の地球温暖化対策の目標である「18%削減」を上回った
全事業所・全エネルギーの原油換算量
- 2012年度の全事業所におけるエネルギー使用量の原油換算量は約14万kl。2011年度に比べ、2.9%削減