広島県の男性の育児休業取得率が7.2%に!

広島県は10月22日、同県の平成24年度男性の育児休業取得率が7.2%になったことを発表した。これは平成19年度に調査を開始して以来、過去最高の記録となる。

知事自らが育児休暇を取得

同県では、6月1日に県内の事業所2,500社を対象に実施した「広島県職場環境実態調査」の集計が終了。このほど発表した男性の育児休業取得率はその集計結果で明らかになったもの。同県の育児休業取得率7.2%は、全国平均1.89%を大幅に上回る結果となっている。

同県は、平成22年10月に知事としては全国で初めて育児休暇を取得。同年を機に、県内の男性従業員の育児休業取得率が大幅にアップした。更に同年度から3年間、「育メン休暇促進キャンペーン」や全国初の制度「育メン休暇応援制度」、「いきいきパパの育休奨励金」など様々な施策を行ってきた。

広島県の男性の育児休業取得率

これらの取り組みを通じ、男性の育児参加への意識が高まったことや、県内の企業が積極的に取り組みを推進したことが、数字として結果に現れたのではないかと同県は見ている。今後も、積極的に男性の育児休業の取得促進に取り組んでいくという。