腕時計型のウェアラブルデバイス「スマートウォッチ」が各社から発売になっている中、中国メーカーもこの分野に進出をはじめようとしている。上海の果殻電子社が2013年9月から販売を開始した「GEAK Watch」を試してみた。

果殻電子のGEAK Watch

「GEAK Watch」はOSにAndroid 4.1を採用したスマートウォッチ。ディスプレイは1.55インチ、240×240ピクセル。CPUは1GHzシングルコアで、メモリは512MB/4GB(RAM/ROM)。Wi-FiとBluetooth 4.0も搭載し、スマートフォンとはBluetoothで接続できる。また温度、加速度、ジャイロセンサーも搭載。バッテリーは500mAh。本体のサイズは実測で約41×41×10mm。

待ち受けのアナログ時計には天気、温度と日付も表示

本体の左には3.5mmのヘッドフォンジャックを備え、これが充電端子も併用する。また本体右にはボタンが2つあり、上が4つのアプリを呼び出すショートカットボタン、下がAndroidデバイスの戻るボタンとなる。腕に巻く部分はゴム製のバンドで、専用品のため交換はできないようだ。

起動後はアナログ時計が待ち受け画面として表示される。画面を左にスワイプするとニュース一覧が表示されるRSSフィード画面となり、さらに左にスワイプすると予定と録音メッセージをすぐに確認できるアシスタント画面となる。一方、待ち受け画面から右にスワイプしていくと、万歩計、SMS、4つのアプリアイコンが並ぶアプリ画面となる。アプリ画面はさらに右スワイプで続けて表示される。

左スワイプでRSSとアシスタント画面

右スワイプで万歩計とSMS

さらに右スワイプでアプリアイコン画面

アプリはあとから追加できるとのこと

画面はもちろんタッチパネルで、アプリ起動後各アプリの画面を戻したり終了する際は本体左下のボタンを押せばよい。設定画面は見慣れたAndroidスマートフォンと同じ項目が見られる。なお多言語に対応しており、日本語も標準で搭載している。

「GEAK Watch」は単体でWi-Fiによりネットアクセスが可能だが、RSSフィードの読み込みとシステムのアップデートのみにWi-Fi接続を使うようだ。ブラウザは搭載しておらず、単体でのWebサーフィンはできない。またスマートフォン側には専用アプリをインストールし、両者をBluetoothで接続して利用する。