千葉県の銚子電気鉄道は11月21日、ダイヤ改正を実施する。同日以降、運行本数は約4割減となり、日中は毎時1本程度の運行となる予定だ。

銚子電気鉄道が11月21日にダイヤ改正を実施(写真はイメージ)

同社はJR総武本線の銚子駅から、銚子市内を走行して外川駅までを結ぶ6.4kmの路線を運営。開業以来、幾度となく廃線の危機に見舞われ、2006年にはインターネットやメディアなどを通じ、「ぬれ煎餅」の購入による支援を呼びかけたこともあった。2010年5月に伊予鉄道の中古車両を2編成購入し、現在は4編成が定期運用に就いているという。

銚子~外川間では現在、上下計66本(33往復。うち1往復は仲ノ町~外川間)設定され、日中は毎時2本程度運行されている。ダイヤ改正で運行本数は上下計42本(21往復。うち下り1本は仲ノ町発外川行)となり、日中は毎時1本程度の運行に。同社の車両4編成のうち1編成が長期検査に入るため、現行ダイヤの維持が困難になったと報じられている。

銚子電気鉄道は今回のダイヤ改正に際し、「皆様にはご不便をおかけすることもあろうかと思いますが、ご理解を賜りますよう心よりお願い申し上げます」と発表している。