カネボウ化粧品は21日、同社および系列2社が製造・販売した美白化粧品で肌がまだらに白くなる被害が起きている問題で、これまでに1万5,192人(2013年10月13日時点)の被害を確認したと発表した。前回発表時(同9月29日時点)から1,233人増えた。

このうち、「顔や手など広範囲にわたり明らかな白斑」が出ている被害者は956人、「3カ所以上の白斑」「5センチメートル以上の白斑」「顔に明らかな白斑」のいずれかに当てはまる被害者は4,244人、症状が軽い被害者は6,746人、完治(医師の診断、あるいは本人の申告に基づく)、またはほぼ回復した被害者は3,246人となった。

白斑様症状確認数:1回目訪問時(10月13日時点)(出典:カネボウ化粧品Webサイト)

症状の変化について、1回目訪問時と2回目以降の訪問時を比較したところ、2回目以降の訪問で、「顔や手など広範囲にわたり明らかな白斑」「3カ所以上の白斑」「5センチメートル以上の白斑」などの症状が確認できた437人のうち、67.5%に当たる295人に回復傾向がみられたという。