スペシャルイベントの「YOKOHAMA STAR☆NIGHT 2013」

2013年に球団2年目となった横浜DeNAベイスターズは、10月8日に今年の全日程を終了した。観客数は昨年対比122%で142万5,728人を動員。大入りの回数は昨年の4回から飛躍的に増え15回を記録したという。

オールスター戦後はチケット売り上げが増加

今季の横浜 DeNA ベイスターズは球団全事業部が一丸となって、チームの盛り上げ、観客動員向上、売り上げ増に取り組んだ。

大入りの回数とともに注目したい点は、オールスター戦後のチケット売り上げとFC加入者の伸び。チケット売り上げは昨年対比160%、球団公式ファンクラブ「B☆SPIRIT 友の会」加入者は昨年対比359%を記録(※)。この結果について同球団は、「熾烈(しれつ)なAクラス争いの中でチーム一丸の戦いぶりがファンの心をつかんだのでは」と分析している。

ユニークなチケット販売やイベントを多く開催

その他、チケット売り上げなどが大きく伸びた要因のひとつとして、同球団ならではのユニークなスペシャルチケットの発売やイベントの開催が挙げられる。

今シーズンで販売したスペシャルチケットは52種類。好評だった「バッティング練習見学付チケット」を始め、女性専用シートや ラミレス選手、中村紀洋選手、ブランコ選手のボブルヘッドが付いたチケット、食事付きのB食祭「ハシゴ」チケット、ビール飲み放題チケットなど多種多様なチケットを販売した。

「勝祭」での柳沢慎吾さんとモーガン選手のトークライブ

また、スペシャルイベントは8回(25日程)開催。特に8月2日~4日に実施した「YOKOHAMA STAR☆NIGHT 2013」は、入場者に無料でユニフォームを配るという球団初の試みを行った。最終日の8月4日には3万39人が来場し、横浜スタジアムの歴代最高入場者数を更新したという。

県内の子供たちを公式戦に招待

同球団は、地域活動にも積極的に携わっている。プロ野球を体験する機会を提供するため、横浜スタジアムでの主催公式戦に子供を招待する「神奈川県こどもデー」を実施。今年は昨シーズンの約1.8倍となる約3.4万人の子供が観戦した。ファンクラブのキッズ会員は昨年対比345%の入会を記録し、子供たちから大きな支持を集めていることが分かる。

同球団は、「着実に増えるファンの声援に応えるべく、来年はCS進出を目指す」とコメント。来シーズンも、チームと球団職員が二人三脚となり、試合を盛り上げていくという。

※シーズン全体では、昨年対比チケット売り上げ129%、ファンクラブ加入者248%