東京商工リサーチは21日、蕎麦店を運営する泰尚(東京都・町田市)が東京地裁に破産を申請し、10月9日に破産開始決定を受けたと発表した。破産管財人には山口太郎弁護士が選任されている。

同社は1987年に設立。東京都多摩市で蕎麦店を運営し、2011年5月期の売上高は約1億500万円に上った。しかし、2013年8月9日に店員が店の洗浄機に入って写真を撮影し、インターネットに投稿する問題が発覚。顧客などから多数のクレームが寄せられたため売り上げが低下し、事業回復のめどが立たなくなり、今回の措置に至ったという。

負債総額は現在調査中とのこと。