富士フイルムは10月18日、コンパクトデジタルカメラ「FUJIFILM X100」のオートフォーカスやマニュアルフォーカスの速度を大幅に向上させる新ファームウェアを公開した。
FUJIFILM X100は、同社が「プレミアムコンパクトデジタルカメラ」と呼ぶ「FUJIFILM X」シリーズの初代モデル(発表時の製品名は「FinePix X100」)。コンパクトデジカメとしては大きなAPS-CサイズCMOSセンサーや、専用設計のレンズなど、こだわりのある一枚を撮れるカメラとなっている。
今回発表されたファームウェアのバージョンは2.00で、提供される機能は(1)オートフォーカス機能の向上、(2)マニュアルフォーカス機能の向上、(3)起動時間の高速化を含む操作性の改善、の3つとなっている。各項目の詳細は以下の通り。
オートフォーカスは、従来ファームウェア比で約20%の高速化、およびマクロボタンを押さずにオートで合焦する被写体までの距離の30%短縮。マニュアルフォーカスに関しては、「FUJIFILM X100S」や「FUJIFILM X20」で搭載のMFピーキング機能追加や、フォーカスリング操作時のピント追従性の改善が行われた。操作性の改善に関しては、起動時間の約0.2秒短縮、一度「AF」ボタンを押すだけでのフォーカスエリア選択画面への移行が可能となった。
機能の詳細やダウンロードについては、富士フイルムのWebサイトを参照のこと。