「ファンケル 銀座スクエア」が登場したのは2003年のこと。それから10年経った今年の10月20日に、美と健康をかなえるフラグシップショップとして、同ショップは大幅リニューアルをしてオープンする。ファンケルがもつ技術・サービスを結集したそのショップに、いち早く訪れてみた。
身体想いのサプリをドリンクで
同ショップは銀座のメインストリートである中央通り沿いに位置した、10階建ての造りになっている。健康に関するヘルスエリアと美容に関するビューティーエリアがそれぞれ3フロア、そこにレストランエリアが2フロアがある。また、同社のロイヤルカスタマー専用のフロアや、ギャラリーフロアなども設置。どのフロアを訪れても、「ファンケル初の~」という言葉を耳にするような、このショップだけのサービスが展開されているのだ。
まずはヘルスエリアから。8階には「ファンケル 予防医療ミュージアム」が設置されており、脳・循環器・消化器・体組成の4テーマに関した展示を行っている。展示は医療法人 健康院が監修しており、年齢とともに起こる身体の変化をバーチャルに体験できるようになっている。展示の内容は、その時の最先端研究に基づいて随時変更されるという。
フロアの奥には、展示に合わせてファンケル食品研究所が開発した、オリジナルサプリメントドリンクコーナーも設置。「最近どうも物忘れが……」という人には「冴える毎日 豆乳オーレ」を、また、動脈硬化対策として「循環さらさらトマトオレンジ」をチョイスしてみるといいだろう。
ほかにも、季節にあわせたドリンクを用意しており、今なら風邪対策の「かぜよけオレンジ」がある。各テーマに合った4ドリンクと季節限定の1ドリンクは、180mlで各300円となっている。ドリンクは今回のリニューアルに合わせて開発されたものなので、ここでしか味わうことができない。
6,7階は、管理栄養士や栄養士たちがサポートする体験型のエリア。スタッフに相談しながら健康食品を購入できるほか、健康カウンセリングもできるようになっている。カウンセリングは、血管観察などの無料でできるもののほか、酸化測定や遺伝子・血液検査などの有料(要予約)のものも用意。また、加速度トレーニングマシーン「パワープレート」を用いた運動メニュー(有料、要予約)もあり、日頃の健康・運動習慣を見直すきっかけとなる場を提供している。
肌のエイジングリスクを解析
続いてはビューティーエリアへ。独自開発された「角層バイオメーカー測定」を実施しているのは、5階の「ファンケル 未来研究室」。頬の一部の角層を採取することで、肌のタンパク質解析を行う(有料、要予約)。その肌状況から、一人ひとり異なる肌のエイジングリスクを解析し、毎日のスキンケアや生活習慣に生かせるよう、研究員が直接アドバイスしてくれる。
また、4階では素肌純度チェック(無料)や3D全顔チェック(有料、要予約)、フルメイクアドバイス(無料、要予約)なども実施。実際にチェックしてもらうと、自分では認識できていなかった肌トラブルを知ることができるかもしれない。3階では肌状況に合わせた無添加スキンケアやメイクも発売しているので、気になった人はスタッフに相談しながら自分に合ったものを選んでみるといいだろう。
午後のひとときはオーガニック野菜とともに
飲食フロアに関しても、「オーガニック」「ミネラル」など、健康・美容を意識したコンセプトを設けて展開している。9階には、熊本に本店がある「レストラン ぎんざ 泥武士」が出店。有機野菜を中心に、旬の素材にこだわったオーガニックレストランとなっている。また、地下1階の「泥武士 キッチン」では、オリジナル生パスタとオーガニックサラダビュッフェが楽しめる、セルフスタイルのオーガニックカフェを展開。健康・美容体験や買い物の休憩にもぴったりだ。
そのほか、1階では海外からの客を意識して、3カ国語(日本語、英語、中国語)に対応するスタッフが控えており、インフォメーションカウンターを2カ所設置することで、おもてなしを強化。1階からの吹き抜けになっている2階には、田村能里子さんによる巨大壁画とともに、同社の歴史を伝える「ヒストリーコーナー」も設けている。
どのフロアにおいても、健康・美容を体験できる空間作りがされているため、ここで一日を過ごすことも可能だ。今まで知らなかった自分の身体を知るきっかけとして、また、さらなる美を求める場所として、「ファンケルのすべてを体感できる」このショップを訪れてみるのもいいかもしれない。