女優の長澤まさみと新城毅彦監督が18日、東京・六本木で開催中の第26回東京国際映画祭(TIFF)で行なわれた、特別招待作品『潔く柔く』の舞台あいさつに出席した。
同作は、いくえみ綾の同名漫画を新城監督が実写化したラブストーリー。15歳の時に幼なじみを亡くし恋が出来なくなったカンナ(長澤)は、行きつけのバーで禄(岡田将生)と出会う。第一印象は最悪だったが、いつしかカンナは自身と似た悲しい過去を持つ禄に魅かれていく――というストーリーで、映画は26日から全国公開予定。
超ミニスカートで美脚を披露しつつ、笑顔で登場した主演の長澤は「原作のファンだったので、カンナを演じるとは思ってなかった。好きだという気持ちを役にぶつけて演じました」とあいさつ。「過去に辛い経験をしてその事が傷になってるけど、生きる事をやめないで前に向かって進んでいく女性」と役柄について語った長澤は、「女性の強さや誠実さに共感しました。丁寧に感情を演じたいと思いました」と撮影を振り返った。
また、長澤は同映画祭での上映を「うれしいです。映画好きな人がたくさんいると思うけど、もっともっとお客さんと一緒に映画を盛り上げていくために根付いたら良いなと思う」とにっこり。新城監督も「メッセージは世界共通の内容。恋愛映画は5本目だけど、初心に帰ってフレッシュな気持ちで撮れた作品です。人との出会いや人の温かさを感じて頂ければ」と自信を持ってアピールした。