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厚生労働省は10月16日、保育士確保のための「保育を支える保育士の確保に向けた総合的取組」について発表した。

同省によると、平成29年度末には「保育士が約7.4万人不足する」と見込まれている。「待機児童解消加速化プラン」により、保育の量拡大を図るなか、保育士の確保が重要となってくる。また、ハローワークにおける保育士の有効求人倍率は1倍を超過する状況にあるという。

人材確保とそれを支える取組で安定した保育士確保を

今回、発表した取組の主なポイントは3点。まず、「人材確保(人材育成、就業継続、再就職、働く職場の環境改善)」と「人材確保を支える取組」により保育士の確保を実施することを挙げている。

2点目のポイントは、新たに実施する「保育士マッチング強化プロジェクト」。これは、保育士の確保をより強化するためのプロジェクトで、「未紹介・未充足求人へのフォローアップの徹底」などハローワークにおける重点取組と、ハローワークと都道府県・市区町村等の連携を強化する取組となっている。

これらの一体的取組により、まずは平成26年度を見据えた保育士の確保を図りつつ、待機児童解消加速化プランも推進していく。