ゲインとアイオイクスが共同で運営するアンケートサイト「Qzoo(キューズー)」は16日、同サイトの会員を対象に実施した「消費税増税前に購入したいものに関するアンケート調査」の結果を発表した。
同調査は、2013年10月2日~10月3日の期間にインターネット上で行われ、20代~70代の男女300名から有効回答を得た。
それによると、「増税前に購入したいもの・サービスランキング」の1位となったのは「パソコン」(18.0%)。理由については「WindowsXPのサポート終了と同時期なので、パソコンを買い換えたい。」(男性60代)といった意見が多く、同調査では「『WindowsXP』のサポート終了が2014年4月9日で、消費税増税のタイミングと重なったことが、購入の後押しとなっているようだ」と説明している。
2位は「家電製品(パソコン・タブレット端末・スマートフォン除く)」(16.3%)。回答者からは「まとめて買うと、結構高額になるから。」(女性50代)、「大型家電は10年前のもが多く、省エネへの転換を図りたいと考えていたから」(男性40代)などのコメントが寄せられた。
3位は「自動車」(12.7%)。理由としては「価格が高いので増税前の方が負担が少なくて済むので」(女性30代)、「現在ガソリン車ですが、ハイブリットによる燃費改善したい」(男性60代)といった回答が見られた。
以下、4位は「旅行(国内・海外含む)」9.3%、5位は「食料品」(8.0%)、6位は「自宅リフォーム」(7.3%)、7位は「家具」(5.3%)、8位は「住宅」と「スマートフォン」(ともに4.3%)、10位は「宝石・宝飾類」と「高級ブランド衣類・装飾類」(ともに1.7%)と続いた。
男女別に見ると、男性は「自動車」(17.4%)と「パソコン」(22.4%)が、女性は「家具」(10.1%)が全体平均より高くなっていた。
年代別で見た場合、20代では「パソコン」(23.5%)や「スマートフォン」(17.6%)、結婚や出産を迎える人が多くなる30代では「住宅」(10.5%)、家族内での出費が増える40代では「食料品」(10.3%)、子育ても終わり生活を見直す50代では「家電製品」(25.7%)、シニア世代の60代以上では「自宅リフォーム」(15.9%)や「旅行(国内・海外含む)」(14.2%)などが全体平均より高い結果になった。
同調査では「各年代の必需品の中で、それぞれ最もお金のかかりそうな物を、少しでも安く購入しておきたいという本音が見える」と分析している。