WOWOWとTBSが共同制作し、西島秀俊、香川照之、真木よう子ら豪華キャストによる連続ドラマ『MOZU』を放送することが17日、明らかになった。
両社は昨年、地上波とBS放送の垣根を超えて『ダブルフェイス』というスペシャルドラマを共同制作した実績を持っており、今回も同じ制作チームが再結集。逢坂剛の人気小説を原作に、『ダブルフェイス』や『海猿』シリーズの羽住英一郎監督を迎え、よりハードルの高い連続ドラマに挑む。
2014年4月からTBSで放送される『MOZU Season1 ~百舌の叫ぶ夜』は、最愛の妻を爆弾事件で失った公安のエース・倉木(西島秀俊)、愚直な叩き上げの刑事・大杉(香川照之)、事件の謎を解く鍵を握る公安警察官・美希(真木よう子)らが、謎の殺し屋「百舌」の正体や国家を揺るがす策略に迫る、スケールの大きなエンターテイメント巨編。そして同年夏にWOWOWで放送される『MOZU Season2 ~幻の翼』は、倉木たちが国際的なテロ組織と息もつかせない激しい戦いを繰り広げるノンストップ・アクション・サスペンスとなっている。
倉木役を演じる西島秀俊は「香川さんをはじめ、多くの素晴しい俳優のみなさんと共演出来ることを喜ぶと同時に、『MOZU』という作品のハードルの高さに身の引き締まる思いです。さらに良い作品が創り出せるよう、精一杯演じさせていただきます」とコメント。大杉役の香川照之は「映画とドラマの境界線がますます曖昧になり続けている昨今、羽住組は完全にかつての王道の映画手法にそって、バカ丁寧かつワイルドビートあふれる画角をこれでもかと提示してくる」、美希を演じる真木よう子も「羽住監督とは初めてですが、要所で的確な演出をしてくださる方で、信頼しています」と、それぞれ羽住監督に絶大な信頼を寄せており、どのような芝居を見せてくれるのか注目だ。
出演はほかに生瀬勝久、吉田鋼太郎、伊藤淳史、有村架純、池松壮亮、長谷川博己、石田ゆり子、小日向文世。実力派ぞろいの豪華キャストと、かつてないスケールで送るハードボイルドドラマに今から期待が高まる。