ソフトバンクグループのBBソフトサービスは15日、2013年9月度のインターネット詐欺リポートを発表した。
同社の「Internet SagiWall」は、WebブラウザーでアクセスしたWebサイトを解析、危険性のあるコンテンツを検出した場合にはこれをブロックする機能を持っており、WindowsやAndroid、iPhoneに提供している。検出・収集されたWebサイトから危険性の高い詐欺サイトを分析し、発表している。
9月度の調査では、インターネット詐欺サイトの検知数は66万絵7,847件。前月比で4.9%増加しており、種類別ではワンクリック・不当請求詐欺サイト98.2%(前月比 0.5 ポイント減)、フィッシング詐欺サイト0.8%(前月比 0.1 ポイント増)、マルウエア感染サイ ト0.3%(前月比変わらず)、ボーガスウエア配布サイト0.2%(前月比変わらず)、脆弱性悪用サイト0.5%(前月比 0.4 ポイント増)という結果になっている。OSごとの検知結果も公表しており、WindowsとAndroidで脆弱性を悪用したサイトの検知率がそれぞれ4.10%(8月度1.17%)、0.31%(8月度0.03%)と増加を示している。
また、同社では全国の20歳以上の一般利用者を対象としたインターネット詐欺に関する調査結果(調査期間2013年9月17日から19日、回答者671名)も発表しており、フィッシング詐欺や不当請求などへの遭遇経験が12.8%と約10人に1人。「家族や友人がある」の回答者を含めると24.6%となり約4人に1人となること。出会い系やアダルトサイトなどインターネット詐欺サイトに、従来多く見られるカテゴリに加え、金融系企業サイトやECサイトなどにも手法が広がりつつあることにも触れている。