スズキは16日、新型軽トラック「キャリイ」をベースに専用の架装を施した特装車シリーズとして、「ダンプシリーズ」「ゲートリフターシリーズ」「食品シリーズ」「バイクキャリイカー」を発売した。特装車シリーズは受注生産車となる。
ダンプシリーズは、運転席からスイッチで操作可能な電動油圧式のダンプ機構を採用。4WD・5MT車に高低速2段切替え式パートタイム4WDを採用し、金太郎ダンプ、深底ダンプ、頑丈ダンプには4WD・3AT車を新設定。また、深底ダンプ、頑丈ダンプ、清掃ダンプの荷台長をクラストップレベルの1,900mmとした。価格は101万7,450円~132万9,300円。
ゲートリフターシリーズは、リモコンスイッチで操作可能な最大リフト荷重350kgの昇降リフトを採用。アングルポストと荷台作業灯を標準装備するとともに4WD・5MT車に高低速2段切替え式パートタイム4WDを採用している。価格は111万5,100円~135万3,450円。
食品シリーズは、同社独自の移動販売冷凍車を設定するとともに、生鮮食品などの配送に適した断熱性に優れた保冷コンテナを採用し、保冷からマイナス20度の冷凍維持まで対応。さらに、パワードアロック、キーレスエントリー、パワーウインドーを標準装備。価格は115万1,850円~212万5,200円。
バイクキャリイカーは、荷台床板に耐水合板を使用した頑丈な専用荷台に、ロープフック付の専用キャビンガードバーを装備するなど、二輪車搬送に適した仕様としている。価格は75万7,050円~83万6,850円。