三菱UFJニコスはこのほど、「ニコスカード」の一部会員13万8,103人に対して手数料を過剰に請求していたと発表した。
毎月一定の金額を支払うリボルビング払いを利用した会員などに誤請求が行われていた。総額は129万1,047円。期間と人数は、カードショッピングのリボルビング払い利用者12万4,623名については2006年10月6日~2009年12月31日、カードショッピングのリボルビング払い利用者1万5,378名および海外キャッシングサービス利用者3名については2006年10月6日~2012年12月27日。なお、利用者は一部重複している。
同社によると、リボルビング払いの初回手数料について、会員規約には「残高に対して算出」する例示があるが、複数利用の場合は「利用の都度に算出」していることから、初回手数料に誤差が生じる場合があり、その旨を規約に明記していなかったため、一部会員に対して過剰に請求(1人平均約4.5円)していたという。また、システムの不備により、リボルビング利用残高の一部を期日前に支払った一部会員に対しても、対象期間を重複して請求(同約47.2円)していた。
同社は該当会員に対して謝罪するとともに、誤請求分に商事法定利息(6%)を加えた176万5,080円(1人平均約12.8円)の返金を順次開始した。