映画『男子高校生の日常』の初日舞台あいさつが12日、東京・シネ・リーブル池袋で行なわれ、キャストの菅田将暉、野村周平、吉沢亮、岡本杏理、山本美月、栗原類、上間美緒、たんぽぽの白鳥久美子と松居大悟監督が出席した。
同作は、山内泰延の同名漫画(スクウェア・エニックス刊)を実写化した脱力系青春ムービー。男子校に通うタダクニ(菅田)、ヨシタケ(野村)、ヒデノリ(吉沢)の3人は、いつもタダクニの部屋に集まってダラダラと冴えない日々を過ごしている。そんなある日、文化祭を女子高と共同で開催することになり、非モテ男子の3人に急展開が訪れる。
主演の菅田は「何も起こらないけど、観終わったらフワッと残るものがある。僕の友だちもニヤニヤしながら観てたので、シンプルに観ていただければ」とあいさつし、吉沢は「3人で部屋で過ごすシーンが印象に残ってる。カメラが回ってることを忘れるくらいグダーッと楽しんでました」と撮影を振り返って笑顔。また、「類くんのアドリブでいつも笑ってました」と栗原の演技を絶賛した菅田は、「普通は本番中に素で笑っちゃうことは無いんだけど、男子の悪ふざけ感が出てると思う」と自信を持ってアピールした。
一方、女子高校生のヤナギンを演じた山本は「映画と同じで男子チームと全然会話が無かった」と残念がりつつ、「女子と1番しゃべってたのは類くん。タロット占いをやってもらいました」と笑顔で明かし、岡本も「女子チームは仲が良かった」と同世代との撮影を楽しんだ様子。しかし、そんな女子たちの輪に入れなかったという31歳の白鳥は、「学生の時はヒエラルキーの1番下にいたので、綺麗な女の子への劣等感が半端無かった」と心境を打ち明け、「いつもクラスの隅っこで『男女はイヤらしい事をやっててクソだ!』と思ってました」と過去を振り返って苦笑いしていた。