アスクは11日、MSI製グラフィックスカードの新製品として、AMDの最新GPU「Radeon R9 280X」を搭載した「R9 280X Twin Frozr 4S OC」と「Radeon R9 270X」を搭載した「R9 270X Twin Frozr 4S OC」を発表した。どちらも18日より発売する。店頭予想価格は「Radeon R9 280X」が39,000円前後、「R9 270X Twin Frozr 4S OC」が27,000円前後。
Radeon R9 280XとRadeon R9 270Xは、Graphics Core Nextアーキテクチャをベースとした製品で、プロセスは旧世代の製品と同様に28nmプロセスだが、電力効率の改善やDirectX 11.2への対応などが行われている。
「R9 280X Twin Frozr 4S OC」と「R9 270X Twin Frozr 4S OC」のどちらも、動作クロックを引き上げたオーバークロック仕様。独自の「プロペラブレードテクノロジ」を採用した100mmファン×2基と、ヒートパイプ、銅製ベースを採用するヒートシンクを組み合わせたGPUクーラー「Twin Frozr 4S」を搭載する。
また、簡易オーバークロックユーティリティ「GAMING APP」や独自ユーティリティ「アフターバーナー」が付属する。
「R9 280X Twin Frozr 4S OC」の主な仕様は、ストリームプロセッサが2,048基、コアクロックが1,000MHz、ブーストクロックが1,050MHz、メモリクロックが6,000MHz(データレート)となっている。出力インタフェースはDVI-I(ともにデュアルリンク対応)、Mini DisplayPort×2、HDMIを用意する。補助電源コネクタは8ピン×1、6ピン×1。サイズはW269×D128×H34mm。
「R9 270X Twin Frozr 4S OC」の主な仕様は、ストリームプロセッサが1,280基、コアクロックが1,030MHz、ブーストクロックが1,120MHz、メモリクロックが5,600MHz(データレート)となっている。出力インタフェースはDVI-IとDVI-D(ともにデュアルリンク対応)、DisplayPort×2、HDMIを用意する。補助電源コネクタは6ピン×2。サイズはW260×D129×H38mm。