三菱UFJニコスはこのたび、Visa加盟店でのネット通販で利用できる前払い式決済サービス「e-さいふ」のチャージ代金が、コンビニエンスストアに設置の多機能端末を活用して支払えるサービスをスタートした。まずは、全国のセブン-イレブン約1万5800店及びサークルK・サンクス約6200店で取り扱いを開始した。

「e-さいふ」は、予めインターネット上で専用口座を開設し、前払いでチャージ(入金)しておけばその範囲内で、Visa加盟店でのネット通販の支払いに使えるサービス(「e-さいふVisaバーチャルプリカ」発行)。なお、「e-さいふ」口座のチャージ代金の支払い手段はクレジットカードに加え、8月27日からサークルK・サンクスで「スクラッチカード方式」を開始、さらにこのたび、"コンビニ多機能端末方式"を導入した。

具体的に同サービスは、セブン-イレブンの「マルチコピー機」あるいはサークルK・サンクスの「カルワザステーション」で、「e-さいふVisaバーチャルプリカ」の購入手続きをして申込票を出力、レジにて支払いを済ませる仕組み。なお、チャージ額は「2000円」(販売価格2200円)、「3000円」(販売価格3200円)、「4000円」(販売価格4200円)、「5000円」(販売価格5200円)、「5500円」(販売価格5700円)の5種類を用意、いずれも購入対象年齢を18歳以上に限定している。

また、今回の方式によるチャージ方法は、(1)顧客が多機能端末の画面操作で、所定の手続きをして券種を選び申込票を出力、(2)レジで代金を支払い、「e-さいふ」口座にチャージできるコード(英数字)が印字されているチケットを受け取り、(3)「e-さいふWEBサイト」にアクセスし、チャージコードや必要項目を専用画面に入力、(4)「e-さいふ」口座に該当金額分のチャージが完了、ネット通販利用へ、となるという。

同社はこのたびの2万台を超す多機能端末の活用により、「e-さいふVisaバーチャルプリカ」販売の目標を、一年間で80万件としている。