カシオ計算機は10日、手軽にオリジナルスタンプを作成できるスタンプメーカー「pomrie」を発表した。Wi-Fi(無線LAN)とUSB接続タイプ「STC-W10」、USB接続タイプ「STC-U10」の2モデルを用意。11月8日より発売し、価格はオープン、店頭予想価格はSTC-W10が8,000円前後、STC-U10が6,000円前後。

pomrie STC-W10

オリジナルのスタンプを作れるスタンプメーカー。スタンプを押す「ポン」という音と、作品を作る「アトリエ」という言葉を組み合わせて「pomrie」(ポムリエ)と命名された。

STC-W10

STC-U10

スタンプデータは、付属のWindows用ソフトで作成する。印面用として約700種類のデザインを用意し、イラストとフレーム、テキストなどを組み合わせられるほか、リアル調やコミック調などのエフェクト処理も多数。自分のイラスト、子供やペットの写真なども手軽にスタンプ化でき、対応画像形式はJPG / BMP / PNG、対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8。

また、Android 2.3.3以降とiOS 6.0以降に対応する専用アプリもあり、Wi-Fi/USBモデルのSTC-W10を使って、スマートフォンやタブレットからでもオリジナルスタンプを作れる。

本体で印刷したスタンプシートをスタンプベース(土台)にセットし、インクを垂らす。インクは7色あり、1つのスタンプで複数の色が使える

作成するスタンプは、スタンプ台を必要としない浸透印。スポンジ素材の印面シートにタイして、本体のサーマルヘッドで加熱し、インクが染みこむ部分とそうでない部分を形成する。転写シートなどと併用すれば、洋服やハンカチなどにもスタンプが可能。スタンプベース(土台)は脱着可能なので、同じサイズであればスタンプシートを交換できる。

季節やイベントごとにイラストフレーム素材も用意される予定で、ダウンロード提供されるとのこと。第1弾として、お正月をテーマに2014年の干支である午(うま)や、年賀状向けイラストを提供する。

手作りスタンプはギフトにも

主な仕様は、スタンプ方式が浸透型スタンプ、製版密度が200dpi、最小サイズが15×15mm、最大サイズが45×90mm。インタフェースはUSB。Wi-FiモデルのみIEEE802.11b/g無線LANに対応する。本体サイズはW123×D82×H59.5mm、重量は約305g。

消耗品

「スタンプキット」は、スタンプ1つが作れる基本キット。グリップ、シートホルダーキャップ、スタンプベース、シール2枚で構成される。

■スタンプキット
サイズ 価格 内容
15×15mm 525円 グリップ×1
シートホルダー×1
キャップ×1
スタンプベース×1
シール×2
15×30mm 735円
15×60mm 945円
30×30mm 945円
30×60mm 1,470円
45×45mm 1,470円
45×90mm 2,100円

「交換用シートホルダーセット」は、印刷部の交換用パーツの2個セット。シートホルダー×2個、キャップ×2個、スタンプベース×2個、シール×4枚で構成される。

■スタンプキット
サイズ 価格 内容
15×15mm 525円 シートホルダー×2
キャップ×2
スタンプベース×2
シール×4
15×30mm 735円
15×60mm 945円
30×30mm 945円
30×60mm 1,470円
45×45mm 1,470円
45×90mm 2,100円

インクは、ブラック / レッド / ブルー / グリーン / ブラウン / ピンク / パープル / イエローの全8色。価格は420円。

布転写シートはアイロンを使って布にスタンプを転写するためのシートで、A6用紙を5枚封入。価格は525円。

作例