ジェーシービー(以下JCB)は8日、鳥取県鳥取市に2014年8月に開設する事務拠点の業務運営を担う組織として、2014年3月、同市に100%出資子会社であるJCBエクセ(仮称)を設立することを決定した。

JCBエクセは、鳥取県および鳥取市の両自治体の支援により新たに建設されるオフィス施設(仮称:JCB鳥取カードセンター)において、JCBから事務系バックオフィス業務を受託する。同センターは、JCBが事業拡大に伴う業務基盤の拡充と事業継続計画(BCP)の実効性向上を目的として開設するもので、当初予定していた10年計画を改め、2021年度末までの8年計画で400名規模の拠点を目指す予定としている。

JCBは、拠点運営の最大の課題は安定的な雇用と考えており、地域性を踏まえた柔軟な業務・人事体制の構築を目的として新会社設立を決定し、同地での中長期的な採用・研修に取り組み、JCBの業務基盤を支えていくという。

なお、JCBエクセの採用活動については、JCB鳥取カードセンターの建設スケジュールを踏まえ、業務オペレーションを担う「一般職」は2014年8月入社に向けて、また子会社運営全般を担う「総合職」の新卒採用は2015年4月入社に向けて、順次、募集・告知を開始する予定。加えて、将来的な管理職の早期育成と業務運営の早期安定化を企図した、Uターン就職を含むキャリア採用も、順次、展開していくという。

JCBおよびJCBエクセは、鳥取県、鳥取市のよき企業市民として地域の発展に貢献できるよう、安定的な拠点運営に取り組むとともに、今後も業務品質のより一層の向上を図っていくとしている。