ダスキンは、全国の20歳以上の男女計4,160人(うち既婚者2,567人)を対象に、2012年末の大掃除の実態をインターネットで調査し結果を発表した。調査は2013年2月1日~3日に行われた。
結婚を機に、大掃除に対する意識が高まる
調査によると、未婚者よりも既婚者の方が大掃除実施率が高く、大掃除に費やした日数や大掃除した場所も多いことが分かった。結婚を機に、住環境への意識が高くなったり、家事への意識が変化したりしたことが影響していると推察される。
夫は家族のために"冷たい""寒い""高い"場所の掃除に奮闘
さらに既婚者を対象に掃除を担当した場所と担当した理由を聞くと、夫は「浴室」を担当する割合が高い結果となった。妻より担当した割合が高い場所には「照明器具」、「窓・網戸」、「エアコン」が挙げられ、これらの場所を掃除した理由は「家族がしない・できない場所だから」というものだった。
年末の寒い時期に、水を使う浴室や窓の掃除はつらく、高所も掃除が困難。家族のために掃除に奮闘する夫の姿がうかがえる結果となった。 一方、妻が担当した場所の1位は「キッチン」で「自分が一番良く使う場所だから」という回答が最も多く挙げられた。
夫の取り組みに満足した妻は約半数
配偶者の取り組みに満足したかを聞いたところ、妻の取り組みに「満足した」と回答した夫が73.8%だった一方、夫の取り組みに「満足した」妻の割合は51.8%で、大きな差があることが分かった。不満の理由は男女ともに「大掃除に積極的ではなかった」ことが最多で、その他の理由をみると、夫は妻に対して「汚れの落ち具合」や「手際の良さ」を求めている一方、妻は「担当箇所」を挙げており、夫婦間の満足の指標が異なることが分かった。
「配偶者に言われたら大掃除のやる気がアップする言葉」を聞くと、「ありがとう!」「さすが!」「キレイだね!」「手伝うよ!」「応援してる!」「ご褒美あげる!」といった言葉が選ばれた。