ソニーは8日、VAIOの2013年秋冬モデルとして、本体厚9.9mmの11.6型タブレットPC「VAIO Tap 11」を発表した。2013年1月に開催されたIFAで発表されたモデルの国内投入版となる。

発売日は11月16日。価格はオープンで、店頭予想価格は170,000円前後。

VAIO Tap 11(ブラック)

CPUにCore i5-4210Yを搭載する、「VAIO Tap」シリーズの11.6型ピュアタブレット。同社の「Xperia」シリーズの"オムニバランスデザイン"を採用した薄型タブレットで、本体のみで重量約780g、付属キーボードを装着しても約1.1kgという軽さも特徴。

本体裏にはスタンドを備え自立できるほか、製品に付属する2.4GHz接続の専用キーボードと組み合わせて使用することもできる。キーボードはマグネット式で本体と重ねあわせ、画面を保護して持ち運べる。

液晶解像度は1,920×1,080ドットのフルHD。液晶には、広色域の「トリルミナスディスプレイ for mobile」や超改造技術「X-Reality for mobile」、高コントラスト化技術「オプティコントラストパネル」などの高画質技術を採用する。付属するデジタイザースタイラスペンは筆圧検知に対応し、摩擦の高低が異なる2種類のペン先も用意される。「VAIO Clip」や「VAIO Paper」など、ペン操作に対応したアプリも搭載する。

このほか、本体に搭載した赤外線機能で、テレビのリモコンとしても使用できる「VAIOリモコン」、背面カメラで撮影した写真を自動補正しOCR処理も行う「CamScanner」などのアプリもプリインストールする。

VAIOリモコンの使用イメージ

主な仕様は、CPUがIntel Core i5-4210Y(1.50GHz)、メモリが4GB(オンボード)、ストレージが128B SSD、グラフィックスはIntel HD Graphics 4400(CPU内蔵)、ディスプレイが11.6型ワイド(1,920×1,080ドット)。

主なインタフェースは、USB 3.0×1(電源オフ時のUSB充電機能に対応)、HDMI出力、ヘッドホン出力、IEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0+HS、NFC、SDメモリカードスロット、ステレオスピーカー、内蔵マイクなど。カメラ機能は、フロント側が"Exmor R for PC"CMOS採用の約92万画素Webカメラ。、リア側が"Exmor RS for PC"CMOS採用の約799万画素Webカメラ。

本体サイズはW304.6×D188×H9.9mm、重量は約780g(バッテリ含む)。キーボードのサイズはW304×D187.4×H4.25mm、重量は約320g。バッテリ駆動時間は約8時間。店頭モデルの本体カラーはブラックのみ。

直販CTOのオーナーメードモデルでは、Intel Core i7-4610Yプロセッサや512GB SSDなど上位パーツのほか、Pentium 3560YやMicrosoft Officeなしモデルの選択など、低価格の組み合わせも選択可能。また、CTO限定色のホワイトモデルも用意する。最小構成価格は109,800円。

CTO限定色のホワイトモデル

ホワイトモデルとブラックモデル

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