マクロミルは8日、「消費税に関する調査」の結果を発表した。 それによると、2014年4月の消費増税後に67.7%が「節約する」と回答し、このうち「日々の食費・飲料費」を節約すると答えた人は69.1%に上った。
同調査は、2013年10月2日~3日の期間にインターネット上で行われ、全国の20~69歳の男女1,000名から有効回答を得た。
まず、消費税率が8%に引き上げられる2014年4月以降、どの程度節約するかと尋ねたところ、「大幅に節約する」が22.2%、「やや節約する」が45.5%となり、合わせて67.7%が節約すると回答した。それに対して、「節約はしない」は8.5%、「ほとんど節約はしない」は23.8%となった。
「節約する」と答えた人に何を節約したいかと聞くと、「日々の食費・飲料費」が69.1%で最も多く、その理由としては「毎日のことで、取り掛かりやすい、大きく節約できそう」「おやつ、ジュース、お酒などが減らせそう」などの意見が寄せられた。
以下の順位は、「外食・飲み会費」が66.3%、「洋服、ファッション雑貨費」が63.5%、「日用品・雑貨日」が58.8%と続いた。一方、「夫のお小遣い」は8.9%、「子供の教育費」は4.0%にとどまった。
消費税率8%引き上げ前に買っておきたいものや、それを見越してすでに買ったものがあるかとの問いに対しては、30.6%が「ある」と回答し、3人に1人は消費増税を意識した買い物をすることが判明。反対に「ない」は69.4%だった。
増税を見越した消費があると回答した人に、何を買いたいか(すでに買ったか)と質問したところ、「家電製品」が圧倒的に多く約半数の49.3%。買いたい家電製品の種類としては、「パソコン」(30人)、「冷蔵庫」(26人)、「洗濯機」(20人)、「テレビ」(20人)が多かった。
このほかに買いたいものとしては、「車、バイク」が26.8%、「住宅関連(リフォーム、改修含む)」が15.4%、「日用品(洗剤・トイレタリー用品、化粧品など)」が14.7%、「家具・インテリア用品」が11.4%、「洋服・ファッション雑貨」が8.2%、「嗜好品(たばこ・お酒など)」が7.2%となった。