三菱自動車は7日、ミャンマー連邦共和国において、三菱商事のサポートの下で現地法人を通じた新車販売事業に参入すると発表した。なお、同社は5月にヤンゴンにてサービスショップを開設し、中古車市場で流通している三菱車に対するアフターセールス事業を先行して開始している。
今回の参入では、2013年4月よりピックアップトラックの税制が改訂、輸入制限が緩和されたことを受け、タイで生産している「L200」を完成車としてミャンマーに輸入し、販売を開始する計画。
今後は、取り扱い車種を順次増加させるとともに、販売店の設置やサービス網の整備・拡充も並行して推し進めながら、ミャンマー自動車市場における三菱自動車ブランドの確立・向上を図っていくとしている。
同社は、2011年1月に公表した2013年度までの中期経営計画において、その事業戦略の柱の一つとして「新興市場への経営資源の集中」を掲げており、今後の経済発展、自動車市場の成長が期待されるミャンマーにおいて、更なる事業の推進に取り組んでいくとのこと。