女性が描いた 昭和のエレガンス

京都府立堂本印象美術館では10月10日~11月24日にかけて、特別企画展「女性が描いた 昭和のエレガンス」を開催する。

4名の女性画家たちによる作品を公開

北沢映月「明裳」

同展では、京都で大正から昭和期にかけて活躍した、梶原緋佐子、広田多津、三谷十糸子、北沢映月の4人の女性画家たちによる作品36点を公開する。彼女らは、女性や子供をモチーフにその時代を反映させた作品を数多く世に送り出してきたが、今回はその中でも主に女性の姿をテーマに描いた作品を展示する。

梶原緋佐子「残波岬」

公開作品は、梶原緋佐子「カメラ」「残波岬」、広田多津の「母子」、三谷十糸子「夕」、北沢映月「明裳」など。舞妓や令嬢、少女、女優、裸婦など様々な女性の姿が描かれている。女性たちが身にまとう衣装や、時代による画風の変化にも注目とのこと。

また、同展と同時に、堂本印象の代表作でもある〈春〉〈婦女〉〈或る家族〉の素描、下絵を紹介する「印象作品ができるまで -「春」「婦女」「或る家族」-」も開催する。

会期は10月10日~11月24日。休館日は月曜日(ただし10月14日は開館、10月15日は休館。11月4日は開館、11月5日休館)。開館時間は9時30分~17時。入館料は一般500円、高大生400円、小中生200円。