画像はイメージ |
立命館大学キャリアオフィスは、グローバル人材養成プログラムの一環として、企業から提示された課題に対し、外国人留学生と国内学生がチームを組み解決策を提案する課題解決型学習「Project-Based Learning(PBL)」をスタートする。実施期間は10月4日~11月30日まで。
アジアの学生たちが協力し、企業の"リアル"な課題の解決を目指す
同プログラムでは、多様な価値観の中で、解決するために一歩踏み出せる発想と力を持った人材の育成と、グローバル企業へ受講生たちを送り出すことを目的としている。
4年目を迎える今年は、アジアからの留学生19名と国内学生30名で、8名~9名ずつの6チームを編成。「グローバル人材候補者を新卒採用する新しいアイデアを提案してほしい」(日本GE)、「地元中小企業のグローバル展開に伴った顧客支援の在り方を、地元中小企業へのヒアリング調査を通じて提案してほしい」(京都信用金庫)など、企業が抱える"リアル"な課題に取り組むという。
学生たちは今後、週1回のプレゼンテーション授業に加え、チームごとに企業に出向き、課題に直面している現場社員へのヒアリング調査や、企業のクライアントへのヒアリング調査を実施する。また、課題解決に向けたキーマンなどと自由にミーティングを行い、解決案をまとめ、企業関係者などの前で発表を行うとのこと。
課題提供企業は、日東電工、日本GE、ダイキン工業、京都信用金庫、オムロン、ナベル。参加対象は学部3回生、修士1回生で、日本、中国、韓国、マレーシアからの留学生を含む。なお、同学によると、2010年度(外国人留学生のみ)、2011年度に受講した留学生59名の内、就職希望者の96.1%が日本企業に就職。日本人学生も、ヤンマー、エヌ・ティ・ティ・データ、日立製作所などに就職するなど、高い就職率を誇っているという。