たまたま恐竜の化石を発見してしまって新聞に載った。「○○くん、すごいね!」「すげーな! ○○」と、男子からも女子からもほめられて、クラス中から"恐竜博士"と呼ばれるようになったボク。何かうれしい……。今回は、マイナビニュース会員の男性325名に、子供の頃にちょっと自慢だったことについて、思い出してもらった。
Q.子供の頃にちょっと自慢だったことを教えてください。
■記憶力がすごかった
・「元素記号表がすべて言えた: 日常生活には全く役に立たなかったが、今回の原発事故は身近に感じた」(47歳/医療・福祉/専門職)
・「歴代総理の名前が言えた: 親戚に好評」(30歳/商社・卸/営業職)
・「路線案内(経路など)ができたこと: (今となっては容易にネットで検索できるが)中学ぐらいまでは、乗り換えが楽な駅(表参道や赤坂見附の乗り換えなど)を知らずに、路線図だけで経路を探す友人が多く、アドバイスして感謝されることが多かったから(今でも、結構役に立っている)」(38歳/電力・ガス・石油/技術職)
・「じゅげむが暗唱できた: 何の役にも立たなかった」(39歳/その他/その他)
■神童あらわる!!
・「3歳で英単語やローマ字が読めた: 母によるとクルマの名前ならば3歳で既に読めていたらしい」(24歳/その他/その他)
・「IQが140以上あった: 中学でテストした時に異常に良かったらしく、呼び出されたことがある」(43歳/商社・卸/販売職・サービス系)
・「リコーダーで耳から聴いた音楽を演奏できた: 学校で自慢してました」(46歳/アパレル・繊維/事務系専門職)
■遊び名人
・「ゲーム雑誌に載っていたやり込みよりも良い記録を出していた: 子供の頃はゲームがうまいだけでもヒーローだったので」(31歳/機械・精密機器/技術職)
・「けん玉が得意: 小学校で一番うまかったから」(30歳/その他/経営・コンサルタント系)
・「セミがとれる: いっぱい近所にいたので」(39歳/商社・卸/営業職)
・「ベーゴマが強かった: ベーゴマがはやったことがあり、誰よりもうまくまわせたので」(32歳/印刷・紙パルプ/営業職)
・「ミニ四駆: 大会で優勝したことがある」(27歳/金融・証券/事務系専門職)
・「メンコをたくさん持っていた: 公園でよく遊びました」(34歳/学校・教育関連/事務系専門職)
・「靴飛ばしが無敵だった: 負けたことがなかった」(31歳/不動産/事務系専門職)
■うらやましいアイテム
・「ガチャポンをたくさん持ってた: SDガンダムのガチャポンをたくさん集めていたので、人の何倍も持ってた」(33歳/その他/その他)
・「自宅に発売されたばかりのビデオデッキがあったこと: 一般家庭向けに発売されたばかりのベータのビデオデッキをおやじが買ってきたので、友達と一緒によくアニメを見ています」(45歳/情報・IT/事務系専門職)
・「初めて買ったビックリマンチョコでキラカードが出たこと: ヘッドロココが当たって大騒ぎした記憶が今でも鮮明に思い浮かべることができるから」(32歳/運輸・倉庫/事務系専門職)
・「水木しげるの妖怪学: 図鑑を全部そろえてた」(35歳/ソフトウェア/技術職)
■器用な特技
・「ペン回しができたこと: できない人もいたから」(24歳/医薬品・化粧品/事務系専門職)
・「リンゴの皮むき2mくらい: 周りより手先が器用だったので」(26歳/電機/技術職)
・「裁縫用の針の穴に糸を通すのがすごく早かった: 小学校の家庭科の時間、みんなが右往左往しているとき、自分だけアッという間に通してしまったから、というか、1つの穴に糸を3本ぐらい通して遊んでいた」(41歳/機械・精密機器/技術職)
・「右手を骨折したときに左手で宿題をやってきた: 左手で宿題をやって行ったら、女の子に褒められまくってすごく気分がよかった」(27歳/不動産/その他)
■無鉄砲自慢
・「高いところから飛び降りる: 当時もけがを恐れながらやっていたが、何でそういうことにこだわりを持っていたのだろうと不思議に思う」(28歳/機械・精密機器/技術職)
・「塀の上を自転車で走り、ひっそり曲芸していました: 落ちて怪我(けが)しました」(44歳/その他/クリエイティブ職)
・「壁に登れた: 壁を登ることができたが、やりすぎて壁がはげた」(31歳/運輸・倉庫/営業職)
・「立ち入り禁止のトンネルに入ったことがある: みんなにどこどこと聞かれた」(33歳/学校・教育関連/事務系専門職)
■変な身体の自慢
・「指パッチンができること: ポール牧さんの指パッチンがなぜか子供の頃周りではやってて、結構大きい音が出せた自分は鼻高々でした」(40歳/自動車関連/技術職)
・「耳と髪の毛を、手を使わず同時に動かせた: クラスで変な特技がはやっていて、その中でもトップクラスに変だったから」(27歳/運輸・倉庫/事務系専門職)
・「手の血管をくにゅりと動かせる: みんなが面白がっていた」(28歳/情報・IT/技術職)
・「毛が濃かった: なかなか気持ち悪かった」(27歳/自動車関連/技術職)
・「白髪が生えていた: 周りにいなかったので」(28歳/金属・鉄鋼・化学/営業職)
・「歯が一本多かった」(29歳/機械・精密機器/技術職)
■今では……??
・「同時に2つの会話を聞き取れ、思考ができた: 小学生くらいまではマルチタスクだったが、年齢を経るごとに1つのことしかできないようになっていった」(27歳/団体・公益法人・官公庁/技術職)
・「すぐに眠れたこと: 昔はいつでも眠れたが最近寝付きが悪くなった、昔が懐かしい」(26歳/医療・福祉/専門職)
・「すごく礼儀正しい子だった: が、今はその影もなく」(30歳/団体・公益法人・官公庁/専門職)
・「かわいい彼女がいた: 自慢できるくらい、当時はかわいかった」(32歳/食品・飲料/販売職・サービス系)
■その他、まだまだある自慢
・「誕生日が1月23日: 唯一0123と連番になる誕生日だから」(22歳/学生/その他)
・「童顔: 写真屋の写真で飾られていた」(46歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「独創的だった: 教師のいうこと無視してしょっちゅう親が呼ばれてた」(36歳/マスコミ・広告/事務系専門職)
・「少年院に入っていた: ちょっと友達をバイクで引きずりまわしただけ」(28歳/運輸・倉庫/技術職)
・「偏差値10をたたき出した: 出そうと思っても普通は出ないから」(33歳/情報・IT/技術職)
■総評
子供の頃にちょっとだけ自慢だったこと、まずは記憶力自慢から。子供ならではの頭の柔らかさを生かした特技で、アンケートの回答でも多く見られたが、「元素記号」「数字の単位」「歴代総理名」「徳川15代将軍」「鉄道路線」「じゅげむ」「九九」などなど、それぞれ得意分野があったよう。聞く側としては、呪文のように唱えられるその意味不明な言葉に、妙なかっこ良さを感じていたことが思い出される。頭脳関連では「IQ140以上」「英語やローマ字が読めた」「耳コピでリコーダー演奏」なんてものも。かつての神童たちも今ではすっかりいい大人になったようだ。
男子ならではの「遊び」で、ヒーローになっていた人も多かった。「メンコ」「けん玉」「靴飛ばし」「ファミコン」などテレビゲームがうまい子も、男子の間では尊敬されていただろう。「虫博士」や「妖怪博士」など知識自慢の人、「ビックリマンシール」や「SDガンダムのガシャポン」などで豊富なコレクションを誇っていた人など、自分はコレ!という自慢が並んだ。
塀の上を自転車で走る、高いところから飛び降りる、立ち入り禁止のトンネルに入ったなど、女子に見つかったら「やめなよー」と叱られそうな自慢も数多く寄せられた。また「指パッチンの音が大きい」「血管を動かせる」「白髪が生えていた」なんて身体の自慢も、本当に懐かしくてかわいい。クラスのみんなが口々に「スゴい」「スゴい」と言ってくれて、女子からも褒められて、恥ずかしいけれども誇らしい気持ちになる……そんな瞬間が思い出されることだろう。
他にも「バク転ができてモテた」「縄跳びで5重飛びができて表彰された」「テレビのクイズ番組に出て優勝した」「凧揚げ名人」「身長が180cmあった」などなど、子供の頃の自慢は実に多岐に亘った。王道のスポーツ自慢や勉強自慢も数多く寄せられた。胸をはって「スゴいだろ!!」と言えるあの子供の頃の素直さとまっすぐさ、今も忘れずにいたい。
調査時期:2013年7月12日~2013年7月24日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数:男性360名
調査方法:インターネットログイン式アンケート