幕張メッセで開催するアジア最大級のIT・エレクトロニクス総合展「CEATEC JAPAN 2013」で4日に行われた、スペシャルセッション「パーソナルコンピューティング30年――これから何を目指すのか」。
このセッション会場にて、NECパーソナルコンピュータの軽量モバイルPC「LaVie Z」新モデルの概要が一部明かされた。13.3型ながら重量は799g以下。"13型世界最軽量モバイルPC"と銘打たれている。
LaVie Zは、NECパーソナルコンピュータが2012年7月に正式発表した軽量モバイルPC。高剛性かつ軽量の新素材、マグネシウムリチウム合金を本体素材に採用することで、875gの軽さを実現し話題となった。その後OSやCPUをスペックアップしていたが、最新の2013年夏モデルは前モデルを踏襲する形で、重量はそのまま、CPUはIvy Bridge世代にとどまっていた。
そのLaVie Zが2013年秋冬モデルでさらなる軽量化を果たすという。会場で明かされた情報はわずかだが、重量は13.3型ながら「799g以下」。ディスプレイにIGZO液晶を採用し、CPUはHaswellこと第4世代Coreとなる。解像度は不明だが、IGZO液晶を採用することから、14型IGZO液晶搭載ノートPC「LIFEBOOK UH 90/L」(富士通)の3,200×1,800ドットクラスの高解像度が見込まれる。
セッションに登壇したNECパーソナルコンピュータ 執行役員の小野寺忠司氏は、セッション終了後の囲み取材で実機を披露し、「これ2台でちょうど普通のPC1台分」と、その軽さをアピールした。
筆者も実際に手にしてみたが、初代LaVie Zの際にも感じた「モックアップのような軽さ」を再び感じ、PCの端を2本指で持っても問題なく支えられるほどだった。価格やスペック詳細は不明だが、2013年秋に登場とのことで、正式発表を期待したい。