日本生活協同組合連合会は9月6日~12日の間、子供がいる20歳~59歳の男女を対象に「地域のコミュニティと交流に関する調査」をモバイルリサーチにて実施。1,000人から有効回答を得た。
子供の親同士の付き合いは5割以上
まず、どの程度の近所付き合いがあるかを聞いたところ、「挨拶(あいさつ)を交わす程度」との回答が41.5%で最も多く、続いて「世間話をする程度」が29.2%となった。一方、「生活面の話や相談をする関係」は14.9%、「生活面の協力をする関係」は7.1%となっている。
次に、地域コミュニティごとの交流状況について聞いた。「町内会・自治会」で交流がある割合(「月に1回以上」+「年に数回程度」+「年に1回以下」、以下同様)は55.9%、「地縁による会(婦人会や老人会、青年団、子供会など)」では34.7%となった。
一方、「子供の親同士の付き合い(ママ友・パパ友、子育てサークル、PTA)」で交流がある割合は48.3%と、町内会・自治会に次いで高かった。年代別で見ても、20~40代の交流がある割合は過半数(20代50.4%、30代59.6%、40代53.6%)に達している。
「騒音」と「ゴミ出しマナー問題」が2割
続いて、最近(ここ3年程度の期間)経験した地域のトラブルを聞いたところ、上位にあがったのは「騒音トラブル」(21.9%)と「ゴミ出しマナー問題」(21.5%)が2割、「駐車スペース・接触などの自動車の問題」(15.1%)と「ペットの飼育マナー問題」(14.4%)が1割半となった。
7割が「地域で助け合える関係が理想」
次に、今後どのような地域関係が理想か聞いたところ、「日常生活で助け合える関係」が24.9%、「防災・防犯面や非常時には助け合える関係」が43.5%となり、合わせて7割(68.4%)が「助け合える関係(計)」が理想と回答した。
年代別では、20~30代は「日常生活で助け合える関係」が3割で他年代より高く、40~50代は「防災・防犯面や非常時には助け合える関係」が5割で他年代より高くなる結果となった。また、現状の近所付き合いの程度別にみると、挨拶をする程度の層でも、6割(59.5%)が助け合える関係が理想と回答している。