女優の波瑠が3日、都内で行われた行われた連続ドラマ『ノーコン・キッド~ぼくらのゲーム史~』の制作発表記者会見に出席し、意外なゲーマーっぷりを披露した。
ドラマにちなんでこれまでにハマったゲームについて聞かれた波瑠は、「『キングダムハーツ』シリーズだけはずっとやっていた」と熱く語り、「新しいソフトが出ると機械(ハード)も買い替えます」と相当なハマりっぷり。その意外な一面に会場からは驚きの声があがった。
また、この日の会見に出席した浜野謙太も見た目とは裏腹な一面を。浜野は自身で「オタクの役が多い」、「僕自体、キモかわいいと言われる」といかにもゲーム好きなルックスなのだが、実は「毎回、(主演の)田中(圭)くんにボコボコにされるくらいやったことない」というくらいゲームに関心がなかったようだ。ハマったゲームについても「『信長の野望』しかやったことないんです」と苦笑いを浮かべ、「今、(ドラマで出て来た)『ゼビウス』をやっててブームが来てます」と明かした。
本作は、ゲームと出会い、楽しみ、ゲームと共に青春を過ごした主人公らを、実在のゲームを織り交ぜながら映し出すまったく新しいドラマ。ゲームセンターの息子である渡辺礼治(田中圭)、同級生の木戸(浜野)、礼治が憧れる美少女・高野(波瑠)の3人がゲームと共に成長していく姿を描く。ドラマでは、15歳から45歳までの30年間を、田中、浜野、波瑠がそれぞれ演じており、年齢とともに違った演技を見せているのも見ものとなっている。また、音楽は元電気グルーヴの砂原良徳が担当する。
田中は「15歳の高校生を演じたのは、どう考えてもできないと半ば諦めもありましたけど、テンションあげてみたり、声を張ってみたりしました」と苦笑。「毎話年齢も違うので、全部を観ていただいた時に、成長して年をとっていったことを感じてもらえるように演じた」と撮影を振り返った。また、波瑠は「15歳はまだ大丈夫だろうって気持ちがありました。どっちかっていうと45歳の方が全然想像ができなくて……」と語っていた。
本作では、83年から90年代中盤の、懐かしの『ゼビウス』、『パックマン』、『ドラゴンクエストII悪霊の神々』といったゲームの数々が各話ごとに登場するのも見どころの一つだ。ゲーム画面がドラマ内に登場し、時代背景を克明に描き出している。『ノーコン・キッド~ぼくらのゲーム史~』はテレビ東京系で10月4日スタート(毎週金曜 24:52~25 :23)。