厚生労働省は3日、厚生年金基金および企業年金連合会が実施している国の被保険者記録との突き合わせ状況を発表した。今回の集計結果は2013年3月末時点のもの。

それによると、基金等における記録の突き合わせ対象人数は初回報告時(2010年3月末時点)より58万人減って3,679万人。突き合わせの結果、記録整備が完了した人数は同194万人増の3,495万人(95.0%)となり、内訳は、記録が一致した人数が同118万人増の3,410万人、記録の不一致が見つかり正しい記録に訂正した人数が同77万人増の86万人となった。

記録整備中の人数は前回比252万人減の184万人で、内訳は、調査確認中の人数が同200万人減の167万人、基金番号相違等により国の被保険者記録が未回付の人数が同52万人減の17万人だった。

また、対象人数に占める記録整備が完了した人数の割合を、厚生年金基金または企業年金連合会別に見ると、厚生年金基金が92.2%(前回76.9%)、企業年金連合会が95.8%(同91.7%)となった。

なお、突き合わせでは、現存する厚生年金基金のうち、解散または代行返上を予定している基金を除いた515基金(前回比32基金減)分と企業年金連合会分を集計している。