ソニーは10月3日、ICレコーダー「ICD-UX544F」「ICD-UX543F」を発表した。いずれも10月19日発売で、価格はオープン。推定市場価格はICD-UX544Fが14,000円前後、ICD-UX543Fが11,000円前後となっている。

「ICD-UX544F」「ICD-UX543F」

2モデルとも、スロットインタイプのUSBコネクタを搭載するPCダイレクト接続モデル。従来モデル「ICD-UX534F」「ICD-UX533F」比で3mm薄型化された約10.5厚のスリムボディが特徴で、スーツやシャツの胸ポケットにも収まりやすい。電源は内蔵のリチウムイオン充電池で、約3分の充電で約1時間の録音が可能な「急速充電」モードにも対応。急な会議などにも対応できる。

音質面でも、高音質な44.1kHz/16bitのリニアPCM録音に対応するほか、集音対象までの距離や音の大小を判別して適切なレベルで録音してくれる「おまかせボイス」、ソニー独自の録音時ノイズ低減技術「Sマイク・システム」、再生時のノイズ低減技術「クリアボイス」などを搭載する。

2モデルの違いは内蔵メモリ容量で、ICD-UX544Fが8GB、ICD-UX543Fが4GBを搭載。なお、外部メモリとしてmicroSD/SDHCメモリーカードおよびメモリースティック マイクロ(M2)を利用可能だ。

主な仕様は、録音形式がリニアPCM(44.1kHz/16bit)、MP3(192kbps、128kbps、48kbps、8kbps)、内蔵スピーカー径が16mm、実用最大出力が150mWとなっている。USB以外の接続インタフェースはステレオマイク/オーディオ兼用入力、ヘッドホン出力を備える。内蔵充電池の使用可能時間はリニアPC録音時で約22時間、MP3・192kbps録音時で約26時間、MP3・8kbps録音時で約30時間。なお、2モデルともFMラジオチューナーを搭載する。

サイズは約W36.6×D10.5×H101.5mm、質量は約49g(電池含む)。

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