ステージグループが運営するWeb制作ブランド・アイウェイヴは3日、女性消費者のネット活用に関する調査結果を発表した。それによると、企業のオフィシャル情報に注目すると同時に、企業にとって都合の悪いネガティブな情報も収集することで、より現実的に商品やサービスを理解しようとする女性が多いことがわかった。

同調査は、2013年9月20日~30日の期間にインターネット上で行われ、関東・中部・近畿地方在住の20~39代の女性312名(既婚率46%)から有効回答を得た。

まず、インターネットで主に活用する検索サイトを尋ねたところ、「主にYahoo!を利用」が50.8%で最も多く、次に「主にGoogleを利用」が42.7%となった。年代別に見ると、30代では「主にYahoo!を利用」が61.6%、「主にGoogleを利用」が31.3%だったのに対し、20代では「主にGoogleを利用」が47.7%、「主にYahoo!を利用」が45.9%と首位が逆転していた。

インターネットで商品(サービス)を検索する際、主にどの検索サイトを使いますか?

消費者としてある商品(サービス)に興味を持った際、"インターネットで調べる"場合にどうやって情報収集するかと聞くと、20代、30代ともほぼ同様の結果となり、約60%が「商品や企業のホームページを調べる」と回答。以下、「口コミサイトでの評判を調べる」が約20%、「掲示板などでコメントを調べる」が約10%と続いた。このことから、女性はオフィシャルの情報と第三者の評判の2つの要素に注目していることがわかった。

インターネットで情報収集をする際、どのような意図でホームページや口コミを閲覧しているのかと問うと、『かなりあてはまる』『ややあてはまる』の合計値が最も多かった理由は、「商品がどんなものか、よく知りたいから」で20代が88%、30代が90%。次は「悪い評判や、有利でない情報も知っておきたい」で20代が76%、30代が81%。一方、最下位は「有名かどうかが気になる」で20代が55%、30代が56%だった。

ホームページや情報サイトを、インターネットで調べる以下の理由についてどう感じますか?

アイウェイヴは、「企業から発信される公式な情報に注目する傍らで、企業にとって都合の悪い情報も収集することで、より現実的に商品(サービス)を理解しておきたいという真意が見受けられる」と分析。また、「『ブランドが有名かどうか気になる』という女性が最も少なかったことで、商品(サービス)の良さは知名度の高さとは比例しないと考える女性消費者も増えている」と推測している。