最新IT・エレクトロニクス総合展「CEATEC JAPAN 2013」が幕張メッセ(千葉)で開催されている。シャープや富士通のブースでは、日常生活とスマートフォンを連携させた技術の紹介が行われていた。スマホとプロダクトとの連携で未来の生活がどう変わるのか、想像してみた。
家電とスマホが連携
シャープでは、ブースに一般家庭を模したセットを用意。家電製品とスマートフォンを結びつける取り組みを紹介した。iOS/ Androidスマートフォン向けにリリースされている専用アプリ「ココロボ~ド」を利用すれば、冷蔵庫や洗濯機からのメッセージを確認したり、エアコンを遠隔から操作したり、といった連携が可能になるという。
例えば冷蔵庫を開いたときには、あらかじめセットしておいたメッセージをココロボ~ドに投稿したり、冷蔵庫にメッセージを喋らせたりすることができる。「10月1日は燃えるゴミの日だよ」と喋らせればリマインダーとして利用できるだろう。帰宅した子どもが冷蔵庫を開けるのを想定して、母親が「肉まんがあるから温めて食べてね」という伝言を残すことも可能だ。
次に子どもが、肉まんをシャープのウォーターオーブン「ヘルシオ」に入れて蒸そうとする。すると今度は、ヘルシオが「しっとり温めにすると美味しくなるよ」とメッセージを伝える。温め終わると再び「肉まん温めたよー!」という完了のメッセージを発信する。外出中の母親も、このココロボ~ドの投稿をスマートフォンで確認することで、子どもが帰宅し肉まんを温めたということを知ることができる。
家電間で連携することも可能。例えば洗濯機の終了メッセージなどは、テレビ画面の隅にポップアップ表示させることができる。これにより、リビングに居ながらにして洗濯機が洗濯を終えたことを知ることができる。
エアコンでは常時、室温を管理できるようになっている。例えば一定の温度を超えると、ココロボ~ドに「お部屋の温度が上がってきたよー」と投稿し、利用者に注意を促す。これを受け、利用者は外出先からでも適宜エアコンを起動/ 停止させることが可能だ。