アイ・オー・データ機器は1日、挑戦者ブランドのネットワークHDD「RockDiskNext」がDSD形式のハイレゾ音源に対応するためのベータ版ファームウェアを公開した。2013年秋の正式アップデートに先行しての提供となる。
「RockDiskNext」は、強固なアルミシャーシとアルミケースで放熱するネットワークHDD。ファンレス設計のためファンノイズが発生せず、低ノイズのインタフェース基板を採用するなど、音質にこだわったモデルとなっている。
今回公開されたベータ版ファームウェアでは、DSDのファイルサーブ機能を独自に実装する。ただし、DFDファイルは「フォルダ表示」のみとなり、「ALUBM」や「ARTIST」などには分類されない。またメディアサーバ自体も更新されるので、従来と挙動が変わる可能性もある。
DSD64/128の両方に対応するが、再生可否はクライアント機器に依存する。ソニーのAVアンプ「TA-DA5800ES」「STR-DN2030」、オンキヨーのAVアンプ「TX-NR626」(DLNAのDSD再生は不可)での動作を同社では確認しているという。
なお、一度ベータ版ファームウェアにアップデートした後に、以前のファームウェアに戻すことは不可能。同社による動作保証およびサポートはなく、アップデートは自己責任となる。