トレンドマイクロは1日、同社オフィシャルブログにおいてAndroid端末を狙う不正、高リスクアプリの総数が100万に到達したと報告している。

不正アプリと高リスクアプリの割合(同社ブログより)

同社のクラウド型セキュリティ基盤である「Trend Micro Smart Protection Network」でのモバイルアプリケーション評価「Trend Micro Mobile App Reputation」のデータをもとに、2013年9月末日時点で100万に到達したとしている。100万のアプリのうち、明らかに不正活動をする「不正アプリ」が75%、アドウェアなどの高リスクアプリが25%になるとしている。

Android 端末向け不正アプリのファミリ:トップ10(同社ブログより)

また、不正アプリのうち「FAKEINST」(34%)、「OPFAKE」(30%)の不正アプリファミリが全体の6割以上を占めることもグラフで示されている。いずれも正規アプリを装い、有料サービスへの登録や不正活動を行うものだが、モバイル端末ユーザーの銀行取引にも攻撃の矛先を向けたツール(「FAKEBANK」および「FAKETOKEN」)も台頭してきていると、PCと同様のセキュリティ対策を行うことを強く推奨している。