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厚生労働省は、職場のパワーハラスメントの予防・解決に向けた取組を推進するため、企業の取組の好事例などを紹介した「職場のパワーハラスメント対策ハンドブック」を作成。ハンドブックを活用したセミナーも開催する。
様々な職種の企業が行った取組を紹介
現在、職場のパワーハラスメント問題の予防・解決に向けた取組を行っている企業は約半数にとどまっており、取組が遅れている企業が多く存在している。また、いわゆるブラック企業と呼ばれる、若者の「使い捨て」が疑われる企業が社会で大きな問題となっている。
このほど作成したハンドブックは、パラハラの予防・解決の取組に着手していない企業はもちろん、既に取組を行っている企業でも活用できる内容となっている。製造業や建設業、社会福祉施設など様々な業種全17社が行った取組の好事例を紹介するほか、就業規則の規定例なども掲載している。
ハンドブックは、都道府県労働局や労働基準監督署などで配布。ポータルサイト「あかるい職場応援団」からも無料でダウンロードできる。
パワハラ対策支援の無料セミナーも開催
また、同省では、10月から2014年2月にかけて、無料の「パワーハラスメント対策支援セミナー」を全国約50カ所で開催する。セミナーは、ハンドブックを配布・活用し、参加者の実務に生かすことのできる内容になるとのこと。詳細はあかるい職場応援団でも案内している。
※同ハンドブックは、委託先の公益財団法人21世紀職業財団に設置した企画委員会にて作成。